シロバナマンテマ

シロバナマンテマ
Silene gallica var. gallica
シロバナマンテマ Silene gallica var. gallica

シロバナマンテマ(白花マンテマ)

10mm程の白い花を萼の先に一方に偏って総状に付けます。
白花という名前ですが花弁は白からピンクまで幅があるようです。この地域では咲き始めから枯れるまで白いままです。
萼は筒状になっており[萼筒(ガクトウ)]赤褐色の線が茎から花に向けて入っています。萼筒は開花とともに卵型に膨らんでいき花が落ちた後に実となって残ります。萼筒はまばらな毛に覆われています。
花期は4月の終わりから5月に掛けて、梅雨前には見なくなります。

5cm程になるヘラ状の葉を花と対に付けます。

シロバナマンテマ Silene gallica var. gallica
シロバナマンテマ Silene gallica var. gallica

草姿、特徴

草丈は高いもので50cm程で花の付いている方に傾いて上に伸びていきます。撮影場所の花は東側が木陰になっている為か全ての花が南西を向いて咲いていました。
原産地は地中海周辺とのこと。この植物はヤセた水はけのよい土壌を好むようです。

撮影場所 海沿いにある公園。もとは花壇に植えられた植物と思われるが今では花壇の外に群落を作るほど広がっている。樹木で花壇が木陰になってしまっているせいか花壇の中では多く見られない。


分類:ナデシコ科マンテマ属
学名:Silene gallica var. gallica


参考書籍、ホームページ

参考書籍

秀和システム:最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本
西東社:季節・生育地でひける 野草・雑草の辞典530種

参考ホームページ

三河の植物観察:https://mikawanoyasou.org/data/sirobanamantema.htm
松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/sirobanamantema.html