サツマイナモリ

Ophiorrhiza japonica
イナモリソウ
Ophiorrhiza japonica
サツマイナモリ

サツマイナモリ(薩摩稲森)

 白い漏斗形で長さは3cm程。先は5つに裂けて平開します。

 花は茎の先端に一方に偏って咲き、やや下を向いています。

 表面には短い毛があります。

 花期は一般に11月から5月と記されていますが、出水市では4月の終わりごろには見られなくなります。

 対生です。(茎の節から2枚の葉が向かい合って出る)

 細長い卵形で、濃い緑色の艶のある葉です。葉の縁は少し波打つことがあります。

草姿、植生

 草丈は10~40cm程で地下茎があり所々で枝分かれし上に茎をのばします。

 山地の湿気のある木陰で日中でも日が差さず薄暗い場所に群生します。

 水はけが良く湿気の多い場所を好み、撮影した場所も上谷池近くの路肩に堆積した土砂に落ち葉が降り積もったような場所です。群生というほどではなく10mほどの範囲でまばらに集まって咲いていました。

 サツマイナモリという名前は三重県の稲森山で発見されたイナモリソウに似た花が薩摩で発見されたため付けられたそうです。日本では関東から沖縄の温暖な地域で見られるようです。

 ネットの画像を見ると花の先端に赤みを帯びたものや斜め上を向いて咲く花もあり地域で若干の違いがあるようです。

 最近では山地の乾燥化など気象などの変化で群生というほどの場所は少なくなったようです。

Ophiorrhiza japonica
イナモリソウ
Ophiorrhiza japonica
サツマイナモリ

学名:Ophiorrhiza japonica

分類:アカネ科サツマイナモリ属


参考資料など

画像は出水市で撮影。

記事はGeminiで作成された文章を編集したものです。

松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/satumainamori.html
林野庁:https://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/keikaku/yakushimasyokubutu/attach/pdf/yakusikasukikiraisyokubutuzukan-109.pdf
京都府:https://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/db/flo0531.html