ナガエフタバムグラ

フタバムグラ
Oldenlandia brachypoda
フタバムグラ
Oldenlandia brachypoda

ナガエフタバムグラ(長柄双葉葎)

 4mm程の白い花です。
 筒状の花弁は先端が四つに分かれ4枚の花弁のように見えます。

 幅は5mmほどの線形で長さは3cm程。蛇の舌のような見た目から中国では「白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)」と呼ばれています。双葉という名は葉の付き方が対生であることから名付けられたようです。

フタバムグラ Oldenlandia brachypoda
フタバムグラ
Oldenlandia brachypoda

草姿、他

 茎は傾きながら他の茎と折り重なりあい、節ごとに葉を付け、葉の付けねから小さな葉と花を付けます。

 湿り気のある土壌を好み田圃の縁や半日陰のじめじめした場所でも生育できるようです。

フタバムグラとナガエフタバムグラ

 見た目では柄がほぼ無い個体をフタバムグラといい、柄のあるものはナガエフタバムグラと呼称されているようです。書籍などの説明では区別されていないようです。ネット検索で見かける画像も柄の長さにバラツキがあるが概ね柄が全く見えないもの以外はナガエフタバムグラと比定されているようです。
 私の住む地域ではナガエフタバムグラが主流なようです。(まだフタバムグラを発見できていません)

ムグラとは

 フタバムグラのムグラとは密生して藪を作る蔓草の総称で古くは万葉集にも登場します。表記としては、葎、牟具良、六倉などがあり蔓性の植物が重なり合い家や樹木を覆う様を葎と表現しています。植物が生い茂り建物が荒れ果てていく様子から時間経過の表現として使われているようです。

百人一首では「八重葎茂れるやどの寂しさに人こそ見えね秋は来にけり」という歌で八重葎として登場します。ここでの八重葎は「幾重にも重なった」という意味で特定の植物(ヤエムグラ)を指す言葉ではないようです。

漢方では白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう) として知られており近年の研究では抗がん作用が注目され健康茶やサプリメントの材料としても用いられています。


学名:Oldenlandia brachypoda
分類:アカネ科スクレロミトリオン属


参考書籍、ホームページ

参考書籍

秀和システム:最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本

参考ホームページ

松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/hutabamugura.html
一般社団法人全日本かるた協会 :https://www.karuta.or.jp/karuta-everyday/2863/