トウバナ

Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze
トウバナ
Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze トウバナ

トウバナ(塔花)

 蕾は茎の節から放射状に付き(輪生)先端に向かって積み上げていくように付きます。
 5mm程の薄いピンク色の唇形花をまばらに開花させながら成長します。
 一般に開花は5月~8月頃とされています。

 出水市では3月の上旬から見ることができます。

 対生し、卵形で長さ1~3cm程度で、縁には鋸歯(ギザギザ)があります。
 全体的に毛が少なく、裏面の脈上にわずかに毛が散生する程度です。

草姿、形態

 茎は地面を這うように広がっていき先端は立ち上がり高さは30cmほどに成長します。
 1株から1メートル近く広がり群生します。
 
 仏塔の九輪に似ていることから塔花(トウバナ)と名付けられたようです。
 輪生した花は散った後ガクが残り上下に間隔を広げていきます。個人的にはこの状態が名前の由来ではないかと思っています。

Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze
トウバナ
Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze トウバナ

植生

 田圃の畔など日当たりの良い場所から山野の日当たりの悪い場所でも育ちます。
 湿り気がり水はけの良い場所を好むようです。
 土手や斜面の上の平らな場所で見かけることが多いです。

Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze
トウバナ
Clinopodium gracile (Benth.) O.Kuntze トウバナ

学名:Clinopodium gracile
分類:シソ科トウバナ属


参考にした書籍、ホームページなど。

画像は出水市で撮影。

記事はGeminiで作成された文章を編集したものです。

ホームページ

 松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/toubana.html
 三河の植物観察:https://mikawanoyasou.org/data/toubana.htm

書籍

 秀和システム:最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本
 成美堂出版:ポケット図鑑 日本の野草・雑草