
Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
トキワハゼ(常葉爆)
花
1cm程の唇形花で白い下唇は三裂し 上唇に比べてかなり大きく三列中央から2列の黄色い斑点が見えます。上唇は薄紫色で先は小さく尖り先端ば小さく二つに分かれています。
白い羽を広げた昆虫が、がくに頭を突っ込んだような姿の花です。
花弁は虫などが接触すると閉じ受粉を確実に行う「柱頭運動」という動きをします。
葉
へら状の葉が根元からロゼット状に付くように見えます。幅は大きくて15mm程で長さが6cmほどになります。根元の葉は葉柄は短いかほぼない状態で、成長すると葉柄が伸びていきスプーン状の葉になります。

Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
草姿、特徴
草丈は大きいものでも20cm程で、茎の先端に2~3個の花を付けながら上に伸びていきます。しかしそこまで育つ頃には周囲の雑草に埋もれてしまいます。
栄養と水分があり日当たりの確保された場所が良いようです。
日当たりの良い農地の周辺や公園など、人の手で管理されている場所で見かける植物です。
トキワハゼの「トキワ」は良い意味で変化がないという意味で用いられているようです。この植物も花期が長いのが特徴で一般に花期は4月から10月となっていますがこの地方では年間を通して見られます。四季を通じて草姿が変わらないのが特徴です。
トキワハゼの「ハゼ」は種が「弾ける」のハゼるという表現が由来とのことです。
漢字で書くと常葉爆で植物の名前に爆という漢字が用いられるのは珍しいです。
分類:サギゴケ科 サギゴケ属
学名:Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
参考書籍、ホームページ
参考書籍
秀和システム:最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本
*見開き2ページで説明と画像があります。
成美堂出版:ポケット図鑑 日本の野草・雑草
参考ホームページ
松江の花図鑑:https://matsue-hana.com/hana/tokiwahaze.html
野田市 植物図鑑:https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1012358.html

