
オオキンケイギク(大金鶏菊)
花
直径が5cm~7cmの鮮やかな黄色い花です。頭花は筒状花と舌状花からなり花弁(舌状花)の数は8~10枚です。
花弁の先端は不規則なギザギザになっています。
花期は5月から7月頃です。
葉
幅が1cm程の細長いへら状の葉を茎から対に付けます。

草姿、植生
キク科の多年草です。
草丈は70cm程になり葉は茎の下部にまばらに3対ほど付いています。
細い茎は枝分かれすることはなく先端に花を一つ付けます。
非常に繁殖力が強いのが特徴で根と種で増えていきます。
宿根草(しゅっこんそう)で地表部が枯れても休眠し翌年に芽を出します。
地下で株が年々増えていくため生息範囲が徐々に広がっていきます。
また、虫媒花(ちゅうばいか) で虫による受粉でたくさんの種を付けます。
その他の情報
特定外来生物に指定され移動や栽培は禁止されています。
ネットで検索すると地方自治体からの駆除を進める情報が見られます。
出水市では東光山周辺を中心にオレンジロード周辺で見かけます。
鹿児島県では特攻花(とっこうばな)と呼ばれていました。
鹿屋基地周辺に多く咲き、戦時中の特攻隊の出撃が特に多かった時期に咲いていたことから、そのように呼ばれたという説があります。
学名:Coreopsis lanceolata
分類:キク科 ハルシャギク属
参考書籍、ホームページ
参考書籍
株式会社池田書店:自然散策が楽しくなる! 草花・雑草図鑑
成美堂出版:ポケット図鑑 日本の野草・雑草
ホームページ
九州地方環境事務所:https://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.html
国立環境研究所:https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80490.html

